アメリカの家|トラディッショナルスタイル

アメリカの家|トラディッショナルスタイル

ヨーロッパからの移民によって開拓されたアメリカ。その住まいのデザインは、ニューイングランド コロニアル、スパニッシュ コロニアル、ジョージアンスタイル、北欧系コロニアル、ティンバーフレームなどアメリカの入植地の風土や母国の伝統的な住宅のデザインスタイルを反映しています。

住宅寿命の長いアメリカの家

西部開拓時代からの伝統なのでしょうか、アメリカの人々は住んでいる場所に固執せずより良い環境を求めて新たな土地に移り住むことを厭いません。言い換えるなら引っ越しの多い国民で、例えば日本人の平均引っ越し回数が5回に対し、アメリカ人は14回も引っ越しをしています。
このため、中古住宅の市場が発達していて、住宅の寿命も日本は平均で27年ですが、アメリカの家は44年と長く住む人が大切に手入れをして資産価値を保つ努力をしています。

アメリカの家の住宅寿命が長いのには、もう一つ理由があります。それは、住宅の部材の規格が統一されていることで、誰でも手入れやメンテナンスが容易にできることです。
アメリカでは、構造のほとんどが、2x4工法で、建築資材の寸法もどのメーカーも同じ規格サイズで、インチ刻みとなっています(1インチ=25.4mm)。どこの地域でも、どのメーカーの部材でも交換が効きますので、アメリカ人は自分の家をメンテナンスやリフォームをして、住宅の質を向上させています。

これに対して日本では、在来工法、2x4工法、パネル工法、鉄骨、プレハブメーカーの自社企画の工法など、住宅メーカーや施工会社によってさまざまな工法が採用されています。構造はもちろんバラバラで、使用する部材の規格寸法も異なります。
一般的にホームセンターで販売している部材が、そのままでは使えないことが多いのが現実で、メンテナンスやリフォームは建てたメーカーに依頼するか、プロの業者にお願いせざるを得ません。特にプレハブメーカーの建物は、独自工法のために、その傾向が強いです。
こういった環境も日本の住宅寿命を短くしている原因の一つです。

アメリカの家 トラディッショナルスタイル

アメリカは、ご存じのとおり移民の国です。ヨーロッパのさまざまな国々からアメリカへ移り住んできた移民たちが、母国のスタイルの住宅を土地土地の気候風土と融合させて建ててきました。そのために、アメリカの家には様々なスタイルがあります。
その代表的な例をご紹介いたします。

[ニューイングランド コロニアル]

ニューイングランド コロニアル

アメリカ独立前の初期の住まいを一般的にアーリーアメリカンまたはコロニアルスタイルと呼んでいます。
アーリーアメリカンスタイルは、一般にアメリカ初期に建てられた家の総称ですが、日本でよく知られているのがニューイングランド地方のコロニアルスタイルです。
開拓時代初期のころ、この地域への移民の60%以上がイギリス人でした。それらの人々が現地の豊富な木材を使って下見板張り(横張りのラップサイディング)の外壁の建物を建てたために、最もポピュラーなデザインのスタイルとなりました。
当初の建物の構造は、今日の2x4の家とは違い、ポストアンドビーム工法と呼ばれる柱と梁の構造でした。

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この下見板張りの外観デザインは、東海岸から西海岸へも広がっていき、アメリカ西海岸のシアトルやカリフォルニアなどでも開放的な家のデザインとなって変化していきました。

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[スパニッシュ コロニアル]

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アメリカ独立前、イギリス人の次に多かった移民がスペイン人でした。スペイン人の移民たちが好んだ様式がスパニッシュスタイルの家です。スパニッシュスタイルは、フロリダ地方、ニューメキシコ地方、カリフォルニア地方とそれぞれの地方で、土地土地に合った建物様式に変化をしていきました。

特徴的なのは、ニューメキシコ地方に建てられた建物で、プエブロ様式(サンタフェ)があります。これは、乾燥した地域に適した独特なデザインの建物で、壁を日干し煉瓦と土で作り、屋根は陸屋根となっています。木が大きく育たない乾燥した地域だったためにこのような作りになっていきました。
このサンタフェ地方は、今では全米から芸術家たちが移り住んでくる地域となりました。

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また、カリフォルニア地方へは、キリスト教の伝道師たちが作った教会をベースとしたミッションスタイルの建築物が確立されていきました。

[ジョージアン スタイル]

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アメリカの家の中でも成功者たちの住まいとして象徴的なスタイルとなっている様式の一つが、ジョージアンスタイルです。
もともとイギリスから渡ってきた様式で、ルネッサンス様式の基本となっているシンメトリーや古典的なモチーフを重視したギリシャ建築の復興デザインです。有名な建物として、レンガ造りのウィリアムズバークの総督公邸などがあります。

また、ニューイングランドのジョージアンスタイルは、建築材料の主が木材であったため、木造ポストアンドビームで作られました。外壁の仕上げも下見板張り(横張りのラップサイディング)で、窓周りや玄関周りに装飾モールやペディメントが施されました。
日本でも、事業で成功した人や、映画などを通して古き良きアメリカ時代に憧れを持つ人たちが、好んで建てるスタイルです。

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[北欧系コロニアル]

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アメリカへの移民は、イギリス、スペインの他にもオランダやドイツ、北欧の国々からも多くの人々が移り住み、北欧系の住宅をモチーフとした家も多く建てられました。

北欧系の人々が好んで建てたのが、石積みやレンガ積、丸太組みの家でした。
ドイツ人やオランダ人は、石積みやレンガ積みの建物を好み、スウェーデン人、ノルウェー人、フィンランド人は、ログハウスの丸太組み建築を好み、普及させました。いずれも、頑強で耐寒性の高い構造でアメリカの北方の寒い地域での生活に適した性能を有した家です。

また、オランダからの移民が建てた家の特徴的なスタイルとしてよく知られているのが、ダッチコロニアルスタイルです。屋根が腰折れ屋根になっていて、小屋空間を有効に生かす工夫がされました。 ちなみにアメリカのレンガ積み工法の家は、それぞれの母国によって異なる特徴がります。イギリス積み、オランダ積み、フランス積みと積み方が違うために、外壁に現れる煉瓦の模様も国によって違います。
外観を一目見ればどこの国の建築様式か分かりますので、歴史探索の旅知識としても面白いのではないでしょうか。

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[ティンバーフレーム]

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ヨーロッパからの人々がアメリカ大陸へ移り住んだ当時は、まだ2x4工法は開発ありませんでした。
アメリカ大陸で人口が増加したため大量に住宅が必要になり、頑強で断熱性が高く、さらに施工性にもすぐれた住宅を求めた結果、今の2x4工法へと発展していったのです。

2x4工法が主流になると、今度は、かつてのポストアンドビーム工法を懐かしんで建てたいという気風が出てきました。一旦は廃れたポストアンドビーム工法の建物を研究して復活させたのが、いまアメリカで富裕層に人気のティンバーフレーム工法の住宅です。
ティンバーフレーム工法は、構造体が柱と梁で作られますので、太い木材を使用することで広い大空間を作ることが可能です。大径の木組みの美しさと大空間を実現した新しい工法となりました。

この木組みの美しさや堅牢さは日本の神社仏閣の工法にも共通し、日本人にとってはどこか懐かしさを感じる工法です。

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[コンテンポラリースタイル]

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現代のアメリカの家は、従来からのトラディッショナルスタイルにこだわらないスタイルの建物が増えてきました。コンテンポラリースタイルと呼ばれるモダンなスタイルの外観です。
アメリカのデザイナーたちが好んで建てる家のデザインで、従来のような建築様式にこだわらず、新旧を組み合わせるなど自由な発想で作られています。

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