輸入住宅のメンテナンスって大丈夫?

輸入住宅のメンテナンスって大丈夫?

輸入住宅を購入したいけど、メンテナンスはどれくらい必要なのだろうなど気になる方は少なくありません。輸入住宅は長く暮らすことをベースに作られていますが、メンテナンスは欠かせません。しかし、海外の資材を多数使用している輸入住宅は、輸入資材に不慣れな施工会社にとってメンテナンスが苦手といわれています。

また、施工した業者が倒産してしまった場合、メンテナンスを行ってくれる会社を新たに探さなければなりません。今回は輸入住宅のメンテナンスについてご紹介します。

玄関ドアのメンテナンス

玄関ドアは使用頻度が高いため、不具合が出やすい箇所の一つです。よくある事例としては、無垢のドアが梅雨時期に膨らんで開閉しにくくなるなどがあります。輸入・国産を問わず無垢のドアでは仕方のないことなので、施工業者やメンテナンス専門会社に調整してもらうしかありません。こうした出費を抑えたい方は、無垢以外のグラスファイバー、スチール製などの輸入玄関ドアを選ぶことをおすすめします。

ウッドデッキのメンテナンス

ウッドデッキのある庭は素敵ですよね。しかし、ウッドデッキは雨風にさらされるため、劣化しやすいと言えます。定期的にメンテナンスを行うことをおすすめします。

近年では、劣化しにくい木や木に似た複合素材を使ったウッドデッキも登場しています。木材のウッドデッキよりもメンテナンスしやすいため、こうした素材を使うことも検討するとよいでしょう。

窓のメンテナンス

輸入住宅の中には、木製サッシを使用していることが少なくありません。こうした木製サッシは見た目が良い反面、外側が腐食する恐れがあるため、定期的に塗装を行わなければなりません。こういったメンテナンスが面倒な方は、外側がアルミや樹脂複合素材で被れた木製サッシを使用すると良いでしょう。

メンテナンス部材の調達について

輸入住宅の場合、メンテナンスに必要な部材を海外から取り寄せる必要がありますが、輸入先のメーカーが倒産してしまうと、メンテナンス部材が手に入らないことがあります。

輸入住宅を建てる際は、出来るだけ安定した取引先から部材を調達するようにしましょう。また、長い実績のある輸入商社や代理店のある商品を選ぶことも大事なポイントです。

リフォームについて

もともとアメリカやヨーロッパはDIYの習慣が多く、輸入住宅はリフォームに適していると言えます。但し、輸入住宅に限らず業者によっては、図面をずさんに扱っているところがあり、変更工事が生じた時など、引き渡しの建物と、図面が一致しない場合がありますので注意が必要です。

図面は住宅履歴サービスなどを利用して、ネット上でクラウド管理するようにしましょう。こうしておけば、当初の担当者がいない場合でも対応できます。輸入住宅で長く快適に暮らすためには、メンテナンスを考慮したシステムに登録しておくことが大切です。