輸入住宅の持つ性能とは?

輸入住宅の持つ性能とは?

輸入住宅はその高いデザイン性がクローズアップされがちですが、実は基本性能が高い住宅でもあります。今回は、そんな輸入住宅の基本性能についてご紹介します。

輸入住宅の特徴の一つは高い基本性能

輸入住宅が人気を博す理由の一つに、その高い基本性能が挙げられます。どの地域の輸入住宅を選ぶかによっても異なりますが、日本より過酷な環境を想定して建てられていること、そして欧米では、一軒の住宅が何世代もの人々によって住み継がれていく文化を持っていることなどから、100年後も安心して暮らせるよう、さまざまな工夫が施されています。

夏涼しく、冬暖かい

輸入住宅はツーバイフォー工法、もしくはパネル方式で建てられていることが一般的です。いずれも壁や天井、床などの面で建物全体を囲む構造となっているため、必然的に気密性に優れていると言われています。

また、多くの日本家屋と比べて高性能な断熱材が使われていることも特徴です。そして気密性・断熱性強化のため、輸入住宅の窓には複層ガラスを標準で使用している、木製や樹脂のサッシフレームを採用するなど、熱伝導率を低くすることによって外部に熱を放出しない工夫がされています。

こうしたことから、断熱性の高い家、つまり夏は涼しく冬は温かい基本性能を持った家が完成するというわけです。

防音効果に優れている

日本の代表的な近隣トラブルとして、騒音問題が挙げられます。近隣の生活音が気になるという声もあり、防音対策をどのように取っていくかが、快適に暮らすためのポイントだと言えます。

輸入住宅は、防音効果にも優れており、日本の生活事情に適していると言えます。音が熱同様、空気を伝わるものであることから、高い気密性を持つ輸入住宅は、音漏れが少ないと言えます。又、音漏れが少ないということは、外の騒音対策も兼ね備えていると言えます。

地震や台風に強い

耐震性は日本の住宅のほうが優れていると考える方が多いようですが、輸入住宅はその工法から、地震や台風にも強い構造だと言えます。

前述した通り、輸入住宅の多くは床と天井、そして壁の6面で建物全体を支える構造です。日本の梁と柱で支える構造とは違い、面で揺れを受けるため、高い耐震性を実現していると言われています。また、面で支える構造は、台風などの横からの力にも強い構造だと言えます。

耐火性に優れている

日本家屋同様、木材を多用する輸入住宅ですが、耐火性に優れているという意外な一面を持っています。それは、壁と天井の接合面に不燃性の石膏ボードを使用している為、ファイヤーストップ効果が生まれ、耐火性に優れた構造になっています。


これから新たに住宅を購入しようとお考えの方は、基本性能の観点からも輸入住宅を選択肢に入れることをおすすめします。