輸入住宅でのガーデニングの楽しみ方

輸入住宅でのガーデニングの楽しみ方

輸入住宅の種類は多岐にわたりますが、中でも長年人気なのがジョージアンやヴィクトリアンなどに代表される、イギリス式の輸入住宅です。古き良きデザインはもちろん、1日ごとにくるくるとその表情を変える、イギリスの変わりやすい気候にも対応した機能性の高さが特徴です。

そんなイギリス式の輸入住宅に是非取り入れていただきたいのがイングリッシュガーデンです。イングリッシュガーデンは、自然の植物をそのままガーデニングに生かした庭造りが特徴です。

ナチュラルガーデンと呼ばれることもあり、自然の中にも趣深さを感じられる庭園となっています。日本で素敵なイングリッシュガーデンをご自宅に作っていらっしゃる方もいるほど、人気のあるガーデニング方式です。

せっかく素敵な輸入住宅に暮らすなら、ぜひイングリッシュガーデンを作ってみませんか?そこで今回は、イングリッシュガーデンの作り方や、輸入住宅によりマッチするガーデニングについてご紹介します。

イングリッシュガーデンの作り方

イングリッシュガーデンを作るためには、まず基本的な考え方を知っておく必要があります。基本を押さえておけば、応用も比較的簡単にできるようになります。

イングリッシュガーデンでは、低木や樹木をメインにガーデニングが行われます。さらに一年草や二年草、宿根草などを組み合わせて、色合いのある庭に仕上げていきます。また前述したとおり、イングリッシュガーデンは自然の姿を生かした庭造りが特徴です。そのため、自然のありのままの姿を美しく見せることが大切です。

例えば、イングリッシュガーデンの基本的な考え方の一つに、カラースキーム(色彩計画)という物があります。これは花や草木が美しく咲き乱れた時の色合いを考えて、種や球根、樹木を植えるということです。

もちろんどういう風に育つか、種がどこに落ちるかによって、年々その形は変わっていきますが、それもまたイングリッシュガーデンならではの良さの一つ。あえて摘み取るのではなく、毎年自然に描かれていく庭園の美しさを堪能することが、イングリッシュガーデンの醍醐味と言えます。

輸入住宅に合うイングリッシュガーデン1:コテージ・ガーデン

それではここで、輸入住宅によりマッチするイングリッシュガーデンを2つご紹介します。

ひとつは草木の自然な美しさを生かしたコテージ・ガーデンです。カントリーガーデンとも呼ばれるとおり、イギリスの農家や田舎で楽しまれており、よりイングリッシュガーデンの根本的な考え方に近いガーデニング方法です。

季節ごとに見せる、さまざまな植物のフォルムや色彩を楽しむのがコテージ・ガーデンの良さですが、全く手を加えないというわけではありません。育っていく過程を見て、今後どのような形で育っていくのかを想像しながら剪定などを行っていくため、細かな手入れが必要なガーデニング方法と言えるでしょう。

輸入住宅に合うイングリッシュガーデン2:ボーダー・ガーデン

イングリッシュガーデンの中でも立体感のある庭を作り出すことができるのが、ボーダー・ガーデンです。「ボーダー」という名前の通り、敷地から見て奥(家との境界線方向)に行くほど高さが出るよう植物を植えて行きます。

もちろんイングリッシュガーデンの考え方である色彩計画を考えながら行いますので、苗を購入する際には庭全体の完成イメージを頭で思い描きながら購入することが大切です。イメージが難しい場合は、花屋さんや知識のある方に聞いてみるのがよいでしょう。

さまざまなガーデニングを楽しめるイングリッシュガーデン。輸入住宅のご購入を検討されているなら、ぜひイングリッシュガーデンも一緒に始めてみませんか?