杜の都仙台。その中心部を一望できる高台の閑静な住宅街にあって、ヨーロッパ伝統のハーフティンバーと白壁のコンビネーションが風格と気品を漂わせるY様邸は、太い無垢材の柱と梁、そして自然素材をふんだんに使用したティンバーフレームの住まいです。
樹齢150年以上のカナダオールドグロス材(20cm角前後のカナダツガ材)の柱と梁が魅せる構造美は、逞しくやさしく住まう人を包み込み、まるで流れる時間の価値さえも変えてしまうようです。
ティンバーフレームは、太い無垢材の柱と梁をほぞ(凸)と仕口(凹)により接合し組み上げていく堅固な建築工法で、さらに外断熱とすることですぐれた耐候性、耐久性を実現すると同時に、自由な外観デザインを可能としています。
延床面積/154.15m²(約46.7坪) 敷地面積/325.66m²(約98.5坪)
工法・構造/ポスト アンド ビーム工法
施工会社/株式会社メープルホームズ仙台 URL:https://www.maplesendai.co.jp/
【リビング】
薪ストーブを中心に配置した、リゾートスタイルのリビング、太い無垢材が奏でる逞しさとやさしさに満ちた空間です。
1階から小屋裏までの吹き抜けは、構造材がそのまま美しいデザインに・・・。すぐれた断熱性と開放的な間取りによって、仙台の寒い冬もこのストーブ一台で家全体が暖まります。リビングをはじめ全室の床はパインの無垢材を使用。また、ゆったりとした曲線を描くニー・ブレース(Knee Brace)はティンバーフレームの象徴的なデザインの一つです。
【小屋裏】構造材の太さを間近で実感できる小屋裏。ロッキー山脈の厳しい自然の中で育った樹齢150年以上の天然木(オールドグロス材)です。

【ダイニング・キッチン】シンクが配置されたタイル貼りの対面式カウンター。ウォールキャビネットなどを設けず、ダイニングと一体になったオープンスタイルのキッチンです。キャビネットはすべて無垢材のオリジナル。ワンポイントでレンジフードにも木製のカバーが施されています。
【外観】
大胆なフォルムを描く急勾配の切妻屋根、幾何学的なラインが美しいハーフティンバーと白壁の対比が特長的なY様邸の外観デザインは、英国の伝統的なチューダー様式をベースとしたARTS & CRAFTSです。サッシは、デザイン性と機能性にすぐれたマーヴィン社のIntegrity。
【ティンバーフレーム工法】
ティンバーフレームは、20cm角前後の太い柱と梁をほぞ(凸)と仕口(凹)で接合し、ハードウッドのペグ(込み栓)で固定する堅固な建築工法です。無垢材の柱と梁が魅せる構造美、強度の高い太い梁がもたらす自由度の高い空間設計を実現したティンバーフレームの住まいは、年月とともにその味わいや風格を深め、資産価値も高まっていきます。