長年に渡ってカナダやイギリス、ミャンマーなど海外生活を送ってきたU様ご夫妻。その暮らしの中で「日本でもいつかはナチュラルな家でシンプルな暮らしをしたい」と思うようになったそうです。
そんなU様が定年を機に第2の人生の住まいとして選んだのが『赤毛のアンの家』でした。当初は、ご夫妻で浅間山の麓でのんびり過すことだけを考えていたそうですが、イタズラで無邪気な家族が増えたおかげで賑やかで楽しい日々が続いています。
アンの家に住み始めて半年余り経った春の日、いたずら盛りのマリーちゃんがやってきました。犬と暮らすのは初めてのご夫妻。「こんなに大変だとは思いませんでした。毎日がドタバタでした」それでもどこか嬉しそうな奥さま。豊かな自然に囲まれ、無垢材やテラコッタなど自然素材をふんだんに使用したU様邸はマリーにとって最高の環境です。
「私たちが話しかけていることも意味が分かっているし、目やしっぽの動きで『遊ぼう』とか、『お散歩いこう』と話しかけてくる。ああ、子供と一緒だな、幸せだなと感じますね」。
マリーと一緒に近くの森を散策したり、時にはウッドデッキに出て景色を眺めながらティータイムを楽しんだりと、赤毛のアンの家でマリーとU様ご夫妻の幸せの物語が今も続いています。
竣工／2007年5月 工法・構造／枠組み壁工法 2×4
延床面積／103.41m² (31.34坪) 敷地面積／465.77m² (141.14坪)
施工会社／メープルホームズ軽井沢 URL：karuizawa.mhgroup.jp/
ゴールデンレトリーバーのマリーちゃんがお家にやってきたのは、入居からちょうど１年目。フレンチドアから外へと続くウッドデッキは、自然に囲まれてマリーちゃんと一緒にくつろげる贅沢なスペースです。
春になれば、お家の周りはお花や緑でいっぱい。とても良い環境でマリーちゃんは育っています。
パインの無垢材の床やマーヴィン社の木製サッシなど、ウッド素材の良さを生かしたナチュラルで落ち着きのある空間。イギリスのアンティーク家具を中心に上質な木製家具でコーディネートされています。パイン材の窓枠と四隅を飾るプリンスブロックが赤毛のアンの家の特徴のひとつ。
フローリングのパイン材は、やさしくて心地いい素材。節の形が一つひとつ違うパインの天然木は、マリーちゃんのように豊かな表情を見せてくれるのが魅力です。
マリーちゃんのお友達が遊びに来ました。お友達もきっとこの素敵なお家を気に入ってくれることでしょう。
テラコッタタイルには、自然素材が持つ色や質感、さらに有害物質の吸着や調湿効果などがあります。夏は涼しく冬は暖かい、マリーちゃんお気に入りのお昼寝スペースの一つです。
マリーちゃんもお手伝い？ダイニングを見渡せる開放的なデザインの対面型キッチン。フランス・ロジュール社のガスコンロ、アメリカ･コーラー社のシンクと水栓、ドイツ・ミーレ社の食洗機などを採用。レンジフードはウッドの化粧板でナチュラルな仕上げに。
とても寒い軽井沢の冬は、暖炉を囲んで家族で楽しく過ごします。耐火のためにアンティーク煉瓦をあしらった暖炉は、使い勝手を考えて薪ストーブではなくあえて石油ストーブを採用しています。
木目と節が生み出す味わいの深いシンプソン社製のパインドアは、温かみと親しみやすさをもたらしてくれます。無垢材をふんだんに使用したお家でマリーちゃんもすくすく育っています。
断熱性にすぐれたLow-EIIペアガラスがはめられたインテグリティのフレンチドア。差し込む明るい太陽の光が、室内を満します。
生後６ヶ月になったマリー。今頃は、元気いっぱいにこの庭を走り回っているでしょう。
