
品質は高い技術で作り込む
メープルホームズの住まい — 技術・性能・建材
気密性・断熱性
外部の暑さや寒さを遮断して室内を心地よい温度に保つことこそ、快適な住まいづくりの基本です。すぐれた断熱材は家の中の温度が外の気温に左右されない家を実現し、冷暖房効率を上げることで快適な環境を実現すると同時に、省エネ効果を高めます。
断熱材
住まいの快適性と省エネルギー化を両立するためには、高断熱・高気密で良質な住宅つくりが大切です。
-
断熱材は、その種類によって熱伝導率に違いがあります。壁、床、天井、屋根などの部位別に、どの断熱材を、どれくらいの厚みで使用するのかという基準を示しているのが、「次世代省エネ基準」です。
1999年に制定された「次世代省エネ基準」が14年ぶりに改正されました。その特徴は、「住宅で使う設備のエネルギー消費量」が基準化されたことです。さらに「改正省エネルギー基準」では2020年からの義務化がはじめて視野に入れている点にあります。
メープルホームズではすぐれた性能と機能で定評のある
次世代の断熱材「現場発泡吹付ウレタン」を推奨しています。
ポリイソシアネートと高分子樹脂を混ぜてスプレーすると、発泡・膨張して99%の空気と1%の原材料からなる高発泡の断熱材となります。メープルホームズは、断熱材としてこの発泡吹付硬質ウレタン断熱材(アクアフォーム、アイシネンなど)を推奨しています。
シックハウスの原因とされる有害物質の排出を抑え、カビ・ダニの発生原因とされる壁内結露の完全防止や、空気循環・気密性の確保など、優れた諸性能を実現します。
※ 現場発泡のため、多少のばらつきもありますが、必要な厚さは確保されます。
-
断熱性能が高い 断熱性能が高く熱伝導率(k)0.034〜0.035(W/mk)を誇ります。 気密性が高い 組み立てられた壁に現場で直接吹きつけるため、高い気密が保持されます。 有害物質がない 有害なホルムアルデヒドやV.O.C(揮発性有機化合物)などの排出がありません。 壁内結露がない 水発泡吹き付け断熱システムは水蒸気の透湿性が非常に低いため、壁内結露の心配がありません。
-
断熱材の主な種類1
繊維系断熱材細い繊維を複雑に組み合わせてつくられています。繊維の間に含まれた空気によって、断熱効果が得られます。
素材としてガラスや鉱物でできている無機繊維系と、木材やパルプなどの繊維を主原料とする木質繊維系の大きく2種類があります。
ロックウール
安山岩、玄武岩などの耐熱性にすぐれた鉱物を高温で溶かし、細い繊維にしたものからできています。性能はグラスウールに似ていますが、特に耐熱性、耐火性の高さは定評があります。 650℃以上の熱にも耐えられますし、有毒ガスも発生しません。さらに撥水性、耐久性、防音性にも優れています。
グラスウール
ガラスの細い繊維を綿状に加工したもので、繊維の太さや密度によって、さまざまな性能の製品をつくることが可能。通常のグラスウールの繊維径7〜8ミクロンに比べて、4〜5ミクロンと細いものは、高性能グラスウールと呼ばれています。また、密度が高く、厚みがあるものほど断熱性能も高くなります。
グラスウールは火に強く、断熱性能あたりのコストが低いのが特長。ただし通気性・透湿性が比較的大きいので、室内外の水蒸気を断熱材内部に侵入させないようにすることが大切です。
熱伝導率
※値が小さい方が高断熱住宅用ロックウール断熱材(マット) 0.036W/mK 住宅用グラスウール断熱材(10K) 0.048W/mK 高性能グラスウール断熱材(16K) 0.036W/mK -
断熱材の主な種類2
発泡プラスチック系断熱材ポリスチレンやポリエチレン、フェノール樹脂など、石油系の樹脂を発泡・加工した建材です。発泡による気泡構造に空気などのガスを閉じこめることで、断熱効果を発揮します。繊維系断熱材に比べて断熱性能が高いのですが、火に弱く、紫外線で劣化する性質もあります。
ポリスチレンフォーム
一つひとつの粒の中に独立した気泡構造を持つ「ビーズ法ポリスチレンフォーム」(発泡スチロール)と、ポリスチレン樹脂に発泡剤を添加し、連続して押し出すことで発泡させ板状に成形する「押出法ポリスチレンフォーム」の2種類があります。ともに軽くて水や湿気に強く、耐圧性にすぐれています。
硬質ウレタンフォーム
ポリウレタンフォーム樹脂を原料としています。板状に加工・成形したもののほか、現場発泡もできるので、施工が難しい箇所に使用されることも多い建材です。気泡には、空気の約1/3と極めて熱伝導率が小さいガスが含まれ、特に断熱性能にすぐれています。
熱伝導率
※値が小さい方が高断熱押出法ポリスチレンフォーム保温板(2種) 0.029W/mK 硬質ウレタンフォーム保温板(2種1号) 0.022W/mK
各種の断熱材の中でも
「現場発泡吹付ウレタン」が優れているポイント
比較項目 | 現場発泡吹付 ウレタン |
ファイバーグラス (フェルト) |
湿式セルロース (スプレータイプ) |
ウレタン フォーム |
---|---|---|---|---|
いつでも完璧にフィットする | ● | — | — | — |
空気の侵入がない | ● | — | — | ● |
水分が通り抜けない | ● | — | ● | ● |
水によって損傷を受けない | ● | — | — | ● |
窓やドア枠を変形させない | ● | ● | ● | — |
水を吸収しない | ● | ● | — | ● |
ホルムアルデヒドを含まない | ● | — | ● | ● |
フロン・代替フロンを含まない | ● | ● | ● | — |
時間経過後もたわみ落ち込みがない | ● | — | — | ● |
燃焼を助長しない | ● | ● | ● | ● |
収縮しない | ● | ● | ● | — |
乾燥時間を必要としない | ● | ● | ● | ● |
必要とあれば取り外しが簡単 | ● | ● | ● | — |
シロアリ・虫の食料にならない | ● | ● | — | ● |
有毒なガスを出さない | ● | ● | ● | — |
天井に施工しても垂れ下がらない | ● | — | — | ● |
閉じた空洞の中に注入できる | ● | — | — | — |
防湿層なしで送風ドア試験にパスする | ● | — | — | ● |
時間が経っても性能が低下しない | ● | ● | — | — |
- 現場発泡吹付
ウレタン - ファイバーグラス
(フェルト) - 湿式セルロース
(スプレータイプ) - ウレタン
フォーム
- いつでも完璧にフィットする
- ●
- —
- —
- —
- 空気の侵入がない
- ●
- —
- —
- ●
- 水分が通り抜けない
- ●
- —
- ●
- ●
- 水によって損傷を受けない
- ●
- —
- —
- ●
- 窓やドア枠を変形させない
- ●
- ●
- ●
- —
- 水を吸収しない
- ●
- ●
- —
- ●
- ホルムアルデヒドを含まない
- ●
- —
- ●
- ●
- フロン・代替フロンを含まない
- ●
- ●
- ●
- —
- 時間経過後もたわみ落ち込みがない
- ●
- —
- —
- ●
- 燃焼を助長しない
- ●
- ●
- ●
- ●
- 現場発泡吹付
ウレタン - ファイバーグラス
(フェルト) - 湿式セルロース
(スプレータイプ) - ウレタン
フォーム
- 収縮しない
- ●
- ●
- ●
- —
- 乾燥時間を必要としない
- ●
- ●
- ●
- ●
- 必要とあれば取り外しが簡単
- ●
- ●
- ●
- —
- シロアリ・虫の食料にならない
- ●
- ●
- —
- ●
- 有毒なガスを出さない
- ●
- ●
- ●
- —
- 天井に施工しても垂れ下がらない
- ●
- —
- —
- ●
- 閉じた空洞の中に注入できる
- ●
- —
- —
- —
- 防湿層なしで送風ドア試験にパスする
- ●
- —
- —
- ●
- 時間が経っても性能が低下しない
- ●
- ●
- —
- —