輸入住宅のクレームを防ぐには?

輸入住宅のクレームを防ぐには?

住宅業界はクレームがよく発生する業界です。特に輸入住宅においては、海外から資材を輸入してくることもあり、いろいろな面で不安を感じる方が多いかと思います。

そこで今回は、輸入住宅についてのよくあるクレームをご紹介します。どのような防止策を取ることができるか考えてみましょう。

引き渡し時のクレームの種類

イメージが違う

輸入住宅をデザイン性で選ぶ人は少なくありません。そのため、契約時に見せられた完成イメージや購入者が提案したイメージと、実際引き渡された住宅が異なるというクレームが多いようです。

こうしたクレームを防ぐためには、仕様をしっかり確認してから契約することが大切です。また、購入者からイメージを提案する場合、完成形に近い輸入住宅の写真を見せるなどして、認識をすり合わせるようにしましょう。現場で色合わせをしてもらうことも大切なポイントです。

工期が延びた

追加工事や納期のかかる部材を注文した場合、工期が伸びてしまうことがあります。特に輸入住宅は、資材や部品を海外から輸入することもあるため、こうしたクレームがよく起こる傾向にあります。

輸入商品の納期は、事前にしっかり確認しておきましょう。また、輸入納期が不安定な仕入れ先の資材はあらかじめ使わないよう、業者に頼んでおくことも大切です。

その他、特注の商品を頼んだ場合、納期が半年以上先になることもありますから、その点を納得してから依頼しましょう。心配な方は、工程表を出してもらうこともひとつの方法です。

追加工事に思いのほか、費用や時間がかかった

住宅の仕様等によっては、追加工事が必要になることもあります。これは、輸入住宅に限らず一般住宅においてもこうした追加工事に関するクレームは多いようです。契約時に本体価格以外の資金計画をしっかり立ててもらうことが何より大切です。

現場で追加依頼した工事の費用が高額になってしまうこともありますので、追加時も費用を確認したうえで依頼しましょう。

実際に住んでみてからのクレーム

意外と多いのが、雨漏りのクレームです。雨漏りは、窓周りで起こることが多いようです。これは、輸入のサッシと国産のサッシの取り付け方法が違うことが原因で発生すると言われています。こういった事態を防ぐためには、輸入サッシの取扱い実績が多い会社や、万が一の保証がしっかりした会社を選ぶ必要があります。

輸入住宅を建てるためには、契約時や施工時のチェック、施工業者との入念な打ち合わせが大切です。快適に暮らすために、十分に時間をかけて確認しましょう。